化学畳とは


化学畳とは、畳床がワラ以外のポリスチレンフォームインシュレーションボード等の化成品で作られた畳のことです。
ワラを使っていないので、ダニカビが発生しづらく衛生的です。
これが化学畳が開発されたいちばんの要因です。

ワラを少しだけ混在したものもあり、これが「わらサンド畳床」と言われるものです。
現在では純粋なわら畳床は減少傾向にあり、化学畳の割合は半数以上になっています。

化学畳の長所
  ●ダニやカビが発生しづらく衛生的・健康的
  ●軽くて持ち運びが簡単(重さはわら畳の約3分の1)
  ●日光による変色がほとんどない
  ●製作にあまり技術を要しないので、価格が安い

化学畳の短所
  ●わら畳より寿命が短い
  ●畳の重要な特性の1つである、吸湿性がほとんどない
  ●感触が硬い
  ●燃やすとダイオキシンが発生するので、廃棄処分に手間がかかる
  ●化学物質過敏症の要因になりうる

わらサンド畳床の写真はこちら(「全国畳床工業会」様)

 
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