柔道畳と一般の畳


柔道畳として古くは琉球畳が用いられていましたが、現代では化学合成された畳が使われることがほとんどです。

かつての柔道畳は七島イ(しっとうい、カヤツリグサ科の植物)を畳表に使う、琉球畳でした。
しかし、安全性や取扱のよさ、原料調達や製造コスト面での研究が進み、ポリエチレンフォームの上にインシュレーションボードを合板や発泡ゴムで挟み込んで柔道畳表で覆った化成品が使われるようになっています。
全日本柔道連盟から公認されているものもあります。

耐久性や長期的なコスト、からだへの影響面から、琉球畳をもとにした柔道畳を好んで使う柔道愛好家もいます。


柔道畳にはがありません。
これは縁がめくれ上がって競技中に手や足の指にかかりケガするのを防ぐためです。
投げられたときの衝撃を軽くするには柔らかさが必要ですが、競技中の機敏な動きにはそれ相応の硬さが必要とされます。
畳はこれらを調和よく満たす、よくできた床材です。

 
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